詐欺事件というと、かつては、
高額をひとところからだましとるというイメージがあったのですが、
昨今はそうではなく、広く浅く、
球をなげてかえってきたところから拾い集めるような詐欺が横行しています。

それは情報弱者が圧倒的に多いと思うので、汚いなあと思います。

電子マネーの意味とか、あまりわかっていない人に向けて、
不安にさせてだましとるなんて、本当によくない手口ですよね。

人の弱みにつけこむのが詐欺なのは昔から変わっていないでしょうけど、
無差別感がなおさら嫌な気持ちにさせます。

あと、インターネット経由だと、
「会費を払っていない」とかそういうのもありますね。

成人向けのサイトを閲覧した料金を
電子マネーで支払えとかが典型的です。

いろいろな手法が明らかになっているのに
いまだに増え続けているというのは、
防ぐための手段が確立されていないところに問題がありますよね。

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被害金交付形態別では、14年に急増した「現金手交型」は、減少傾向にある一方で、「キャッシュカード手交型」の認知件数が1428件で、前年同期比1110%増となっている。また、「電子マネー型」も、認知件数が1530件で、前年同期比218.1%増だ。被害額の比較的小さい犯行が、多数回行われる傾向だとしている。なお、電子マネー型の99.4%は、有料サイト利用料金名目などの架空請求詐欺が占めているという。架空請求詐欺とは「郵便、インターネットやメールなどを利用して、不特定の者に対して架空の事実を口実とした料金を請求する文書等を送付するなどして、現金を口座に振り込ませるなどの方法によりだまし取る詐欺(同種の手段・方法による恐喝を含む)事件」のこと。

(財経新聞 2017年9月4日)
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